浮気

浮気の夢は、相手の行いの知らせではなく、自分の中の安心と自信の揺れを映す夢として読まれる。夢占いでは、恋人や夫に浮気される夢の多くは逆夢で、相手を大事に思う気持ちが強い時期ほど見やすい。自分が浮気する夢は、今の暮らしで満たされていない何かへのあこがれの表れ。読み分けの鍵は、誰が誰と浮気していたか、夢の中の自分がどう振る舞ったか、目が覚めたときに残っていた気持ち。
浮気の夢の意味
夢占いでは、浮気は信頼・自分の価値・満たされなさを表す。
- 浮気される夢:失いたくないものがある。その裏で、「自分はこの先も選ばれ続けるだろうか」という自信が揺れている
- 浮気する夢:今の自分に足りない刺激や、一人の人として見てもらえる感覚を求めている
読み分けの鍵は三つ。
- 誰が、誰と浮気していたか:夫か、彼氏か、自分か。相手は知らない人か、知っている人か
- 夢の中の自分の反応:泣いたか、怒ったか、黙っていたか、許したか
- 目が覚めたときの気持ち:胸が痛んだか、腹が立っていたか、どこか軽かったか
浮気の夢は正夢になるのか
いちばん多く引かれる問い。夢占いでは、浮気される夢は逆夢として受け取られることが多い。夢の中の浮気は、相手の今の行いを映すものではなく、自分の中の不安が、いちばん怖い形を借りて出てきたもの。リアルで、目が覚めても胸が痛む夢ほど、それだけ相手との関係を大事にしている印として読まれる。
状況ごとの読み
旦那・夫が浮気する夢
夫が浮気する夢は、暮らしの中で自分が大事にされているという感覚が薄くなっているときに見やすい。家事や子育てや仕事に追われて、役目でしか見られていないように感じている。目の前で浮気される夢、夫に女ができる夢、浮気相手に子どもがいる夢も同じ流れで、不安が形を大きくして見せている。浮気相手が若い女性だったなら、そこに映っているのは、自分がしまい込んできた若い頃の自分。夫の夢の読みは 旦那 に。
彼氏が浮気する夢(何度も・2日連続)
付き合いが深まって、失いたくない気持ちが強くなった時期に見る。何度も、二日続けて見るなら、その不安を一人で抱え込んでいる。夢占いでは、恋人に浮気される夢は、二人の仲が深まる前触れとも読まれる。彼氏がいないのに見たなら、恋に踏み出すことへのためらいや、昔の傷がまだ痛む夢。→ 好きな人、元彼
彼女・妻が浮気する夢
男性が見る夢。相手を失う不安と一緒に、「自分は相手を満たせているか」という問いが出てくる。仕事で自信が揺れているときにも見やすい。
浮気現場を目撃する・浮気相手と鉢合わせる夢
現場を見てしまう夢は、見ないようにしている自分の気持ちに、夢が明かりを当てている。鉢合わせた浮気相手がどんな人だったかを思い出す。その人が持っていたもの(若さ、華やかさ、気楽さ)が、今の自分が気にしているもの。
知らない人・友達と浮気される夢
相手が知らない人なら、はっきりした理由のない、形のない不安。友達が相手なら、その友達との関係の揺れか、その友達が持っているものへのあこがれ。友達を疑う夢ではない。→ 知らない人、昔の友達
浮気されて泣く・怒る・浮気相手を殴る夢
夢の中で泣けた、怒れたなら、ふだん飲み込んでいる気持ちが外へ出た夢。目覚めて軽くなっていれば吉夢。浮気相手を殴る夢は、自分の居場所を守りたい強い気持ちの表れ。
浮気を許す夢・浮気されて別れる夢
許す夢は、相手と自分の違いを受け入れる準備が、自分の中で整ってきた夢。別れる夢は、関係を見直したい気持ちか、不安そのものを手放したい気持ち。どちらも、夢の中で下した決断が、現実の二人を決めるわけではない。→ 離婚
自分が浮気する夢(楽しかった・罪悪感)
罪悪感で目が覚める人の多い夢。夢占いでは、自分の浮気は今の暮らしに無い刺激や、新しい自分へのあこがれを表す。浮気相手の人柄が、自分が取り入れたいもの。楽しかったなら、心が新しいことを求めている。罪悪感が残ったなら、今の関係を手放したくない気持ちがそれだけ強い。夫以外の男性と付き合う・キスする夢、知らない人との夢もここに入る。相手が元彼なら 元彼 に。
浮気がバレる夢
隠していることが明るみに出る夢。浮気そのものより、言えずにいること、我慢していることが、外へ出たがっている。バレて楽になっていたなら、その重さを下ろしていい時期。
浮気相手になる夢
自分が誰かの浮気相手になっている夢は、今いる場所で、自分がいちばんに置かれていないと感じている夢。職場や家族の中でも見る。
親が浮気する夢
父親の浮気の夢は 父親 に。家族の中の安心が揺らいでいる気持ちの表れ。
浮気される夢を、相手に話してもいいか
「浮気される夢を見た」と彼氏や夫に言うか迷う人は多い。昔から、悪い夢は人に話すと正夢にならないとも言われてきた(→ 母親)。話すなら、相手を問いただす話ではなく、「こんな夢を見て、寂しかった」と、自分の気持ちの話として。夢は、ふだん言えない寂しさを伝える入口になる。
日本の言い伝え
- 和泉式部と貴船の蛍:『後拾遺和歌集』には、和泉式部が「男に忘られて」いた頃、京都の貴船神社に参り、川に飛ぶ蛍を見て詠んだ歌が残る。「もの思へば沢の蛍もわが身より あくがれいづる魂かとぞ見る」。思い悩むと魂が体から抜け出る、と考えられていた頃の歌で、すると「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬の 玉ちるばかりものな思ひそ」(そんなに思いつめるな)と貴船の神の返しが聞こえたと伝えられる。夫・藤原保昌の心はやがて戻ったとされ、和泉式部が祈った結社(ゆいのやしろ)は、縁結びの社として今も参る人が多い
- 『蜻蛉日記』の夜:平安時代の藤原道綱母は、夫の藤原兼家が別の女のもとへ通うのを嘆き、その日々を『蜻蛉日記』に書いた。百人一首の「嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る」は、その頃に兼家へ贈った歌。眠れずに夜明けを待つ長さが、そのまま歌になっている
- 角隠し:花嫁の角隠しには、嫉妬を鬼の「角」にたとえ、それを隠して嫁ぐため、という言い伝えがある
タロットでは
以下はウェイト版の絵柄。
- 月:二つの塔の間を道がのび、犬と狼が月に向かって吠え、水たまりからザリガニが這い上がる。ウェイトは犬と狼を、反射した光しか頼るもののないときの、心の怖れとした。浮気の夢を見た日にこの札が出たなら、不安が影を大きくしている。ウェイトは、この絵が告げる言葉を「静まれ」と書いている
- ソードの2:目隠しをした女性が、二本の剣を肩の上で釣り合わせている。ウェイトは均衡、勇気、友情、「武器を持ったままの和合」の札とし、優しさや親しさとする読みも挙げた。夢で揺れた気持ちを、すぐに相手へ向けず、いったん胸の前で釣り合わせておく札
- ソードの7:五本の剣を抱えて足早に立ち去る男と、地面に残された二本。隠しごとの札として語られることが多いが、ウェイトは企て、望み、自信を挙げ、意味が大きく分かれる札とした
浮気の夢を見た朝に月が出たなら、吠えている犬と狼のあいだを見る。塔の間の道は、二匹のあいだを抜けて、その先へ続いている。

関連する項目
旦那・元彼・好きな人・結婚・離婚・父親・母親・知らない人・昔の友達・元カノ・指輪
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大アルカナから一枚。
