宝くじ

宝くじは、夢の中では運試しをしてみたい気持ちと、まだ形になっていない願いの姿として読まれてきた。当たる夢は、願いが叶う吉夢とも、浮かれすぎを知らせる逆夢とも読まれ、どちらになるかは夢の中の気持ちで分かれる。日本の縁起では、宝くじは買う日、しまう場所、願う神社まで選んで、運を迎えにいくもの。江戸の昔の富くじから、くじは寺社と縁が深かった。
宝くじの夢
宝くじの夢が表すのは、金運だけではない。今の自分を変えるきっかけがほしい気持ち、努力とは別のところから何かが開けてほしいという願い、そして、自分の運を試してみたいという勢い。
読み分けの鍵は二つ。
- 当たったか、外れたか:夢占いでは、逆夢として読むことが多い。当たる夢は気が大きくなっている知らせ、外れる夢は運が溜まっていく知らせ
- 目が覚めたとき、何が残っていたか:浮き立つ気持ちだけなら、願いの強さの表れ。数字や金額がはっきり残っていたなら、読みが変わる(下の「当たった数字を覚えている夢」)
宝くじが当たる夢
いちばん多く検索される宝くじの夢。夢占いには二つの読みがある。
ひとつは、願いが形になる吉夢としての読み。当たって、静かに嬉しかった、ほっとした夢なら、これまで重ねてきたことが報われる流れに入っている。仕事や人間関係で、思いがけない評価が届く時期。
もうひとつは、逆夢としての読み。当たって舞い上がった、すぐに使い道を考えていた夢なら、気持ちが大きくなって、出費がかさみやすい時期の知らせ。楽をしたい気持ちが強くなっているときにも見る。
当たった金額が大きすぎて怖くなった夢は、背負いきれないものを抱えそうになっている知らせでもある。→ お金
当たった数字を覚えている夢
夢占いでは、数字がはっきり残る夢は、逆夢ではなく、正夢の側に読まれることがある。目が覚めても消えない数字は、自分にとって意味のある数。誕生日や記念日と重なっていないか確かめてみる人も多い。その数字を書き留めておくのは、夢からの手紙を取っておくようなもの。→ 数字
宝くじを買う夢
チャンスをつかみたい気持ちが高まっている。新しいことに踏み出す勇気が出てきた時期。売り場に並んでいた夢なら、同じ望みを持つ人の中で、自分の番を待っている。迷わずに買えた夢は、決断の時期に来ている知らせ。
宝くじが外れる夢
がっかりする夢だが、夢占いでは吉夢とされる。期待を手放すことで、運が溜まっていく。外れても平気だったなら、結果に振り回されない強さが育っている。
他人に宝くじが当たる夢
誰かと自分を比べている気持ちの表れ。羨ましさがあったなら、その人の持っているものの中に、自分がほしいものの手がかりがある。家族や親しい人が当たって一緒に喜んでいた夢なら、身近に良い流れが来ている。
宝くじを拾う・もらう夢
拾う夢は、足元に思いがけない機会が落ちている知らせ。誰かからもらった夢なら、その人から運や力を分けてもらえる時期。→ 財布
当たる夢を人に話してもいいか
日本には、良い夢は人に話さず、悪い夢は人に話すという言い伝えがある。良い夢は話すと運が口から逃げ、悪い夢は話すと正夢にならない、とされる。宝くじの当たる夢を見たら、胸にしまっておく人が多い。
宝くじを買いたくなる夢
夢占いで金運の夢とされ、見たあとに宝くじを買う人が多い夢。
- 蛇の夢:とくに白い蛇、金色の蛇。→ 蛇
- 龍の夢:→ 龍
- 一富士二鷹三茄子:初夢の吉夢。富士は「無事」、鷹は「高い」、茄子は「成す」に通じる。→ 富士山、鳥
- 火事の夢:燃え上がる勢いが、運気の盛り上がりとして読まれる。→ 火事
- 葬式の夢:→ 葬式
- トイレや排泄物の夢:「運がつく」とされる。→ トイレ
現実で起きる「当たる前兆」
スピリチュアルでは、次のようなことが、運の流れが変わる前触れとして読まれている。
- 鳥のフンが落ちてきた:「運がつく」。手や肩に落ちたなら、なおさら金運の兆しとされる。→ 鳥
- 物が壊れる・なくす:大切にしていた物が壊れるのは、身代わりや、古い運が出ていく知らせ
- 不運が続く・体調を崩す:厄が出きって、流れが入れ替わる途中とされる。どん底のあとに運が開く、という読み
- 少額の当選が続く:運が少しずつ近づいている、という読みがある
- 番号が惜しかった:当たりの近くまで来ている、と受け取る人が多い
日本の縁起
宝くじを買う日
宝くじを買うのによいと言われてきた日は、お金を始める吉日と同じ。
吉日が重なる日は、とくに良い日とされる。一方で、自分の誕生日や、夢を見た翌朝など、自分にとって意味のある日を選ぶ人もいる。
買った宝くじのしまい方
- 神棚に供える:神様にお預けして、抽せん日まで待つ。神棚が無ければ、高く清潔な場所に。→ 神様
- 北か西に置く:風水では、北はお金を貯める方角、西は金運を呼ぶ方角とされる
- 暗い場所に置く:お金は暗く静かな場所で育つとされ、引き出しや封筒の中にしまう
- 黄色い袋や布で包む:黄色は金運の色。→ 黄色
宝くじの神社
- 宝当神社(佐賀県唐津市・高島):戦国の武将、野崎隠岐守綱吉を祀る島の神社。明治34年(1901年)に「寶當神社」と刻んだ鳥居が奉納され、その名にあやかって参拝した人から高額当選が出たと評判になった。宝くじを持って参拝する人が多い
- 皆中稲荷神社(東京・新大久保):江戸の初め、この地にいた鉄砲組百人隊の与力が、射撃がうまくいかずに悩んで眠ったところ、夢枕に稲荷大神が立ったと伝わる。お参りしてから撃つと百発百中で、「皆中る(みなあたる)稲荷」と呼ばれるようになった。夢のお告げから始まった、当たりの社。→ 狐、神社
富くじから宝くじへ
くじの始まりは、大阪・箕面の瀧安寺の「富会(とみえ)」とされる。当たった人にお守りを授けるだけの行事だった。江戸時代には、寺社の修復のために幕府が許した富くじが盛んになり、谷中の感応寺、目黒不動の瀧泉寺、湯島天神は「江戸の三富」と呼ばれた。箱の中の木札を錐で突いて当たりを決めたので、「富突(とみつき)」とも言う。
今の名前が生まれたのは1945年。同じ年の7月に売り出された「勝札」は、抽せんの前に終戦を迎えた。10月から、新しいくじは「宝くじ」と呼ばれるようになった。
タロットの宝くじ
タロットで宝くじの巡り合わせと重なる札。以下はウェイト版の絵柄。
- 運命の輪:大きな輪の上にスフィンクスが座り、左を蛇が下り、右をアヌビスが上っていく。四隅の雲の上には、天使、鷲、獅子、牛が本を開いている。運は巡るもので、上がる時と下がる時が順に来る。→ 蛇
- カップの9:腕を組んで満足げに座る男と、その後ろに弧を描いて並ぶ9つの金の杯。「願いの札」と呼ばれ、望みが叶う札とされる
- ペンタクルの7:畑仕事の道具にもたれた若者が、茂みに実った6枚の金貨と、足元の1枚をじっと見つめている。育ててきたものの実りを待つ時間
宝くじを買った日に カップの9 が出たなら、願いを胸にしまって待つ日。ペンタクルの7 なら、結果を急がず、実りを見守る時期に来ている。
世界の象徴としての宝くじ
- ナポリのスモルフィア:イタリアのロット(数字くじ)は16世紀のジェノヴァで生まれ、ナポリの人々は、夢に見たものを1から90の数に置き換えて番号を選ぶようになった。この夢と数の対応表を「スモルフィア」と呼ぶ。名前は夢の神モルフェウスから来たとされる。48は「話す死者」、90は「恐怖」。亡くなった人が夢で何か言っていたなら、ナポリの流儀では48になる。→ 亡くなった人、数字
- 中国の八:中国語で八(bā)は、財を成す「発(fā)」と音が近く、いちばん縁起のいい数とされる。くじの番号や電話番号に、八を並べたがる人が多い。→ 数字

関連する項目
お金・財布・数字・蛇・龍・富士山・鳥・火事・葬式・トイレ・黄色・神様・神社・狐・亡くなった人
今日の一枚
大アルカナから一枚。
