葬式

葬式の夢は、ひとつの時期を送り出して、次を迎える夢として読まれる。夢占いでは、死は終わりではなく生まれ直しの印で、葬式はその区切りをきちんとつける儀式にあたる。怖い夢に見えても、多くは吉夢とされる。自分の葬式なら自分が新しくなる知らせ、知らない人の葬式なら、自分でも知らなかった面が目を覚ます知らせ。読み分けの鍵は、誰の葬式だったか、自分がどこに立っていたか、そして式の空気。
葬式が夢に出てくる意味
夢占いでは、葬式は区切りと再出発を表す。古い考え方、終わった関係、役目を終えた習慣。自分の中で終わりを迎えたものを、夢が式の形にして送り出している。仕事や住まい、人との関係が変わる前後に見やすい。
読み分けの鍵は三つ。
- 誰の葬式だったか:自分、身近な人、知らない人
- 自分の立場:喪主だったか、参列者だったか、遠くから眺めていたか
- 式の空気と、目が覚めたときの気持ち:静かで明るかったなら、送り出しはすんなり進んでいる。重苦しかったなら、手放すものにまだ名残がある
状況ごとの読み
自分の葬式の夢
いちばん怖く感じる夢だが、夢占いでは葬式の夢のなかでも大きな吉夢とされる。棺の中にいるのは、これまでの自分。古い自分を送り出して、ひと回り新しくなって次の場面に出ていく知らせ。
自分の葬式を外から眺めていたなら、自分のことを落ち着いて見直せる時期に入っている。泣いてくれる人がいたなら、自分が思っている以上に大事にされている。
自分の葬式の準備をする夢
自分で段取りを整えている夢は、変わる準備が自分の手で進んでいる知らせ。身の回りの整理、仕事の引き継ぎ、住まいを移すこと。終わらせる作業を、前向きにこなせる時期。
知らない人の葬式・誰の葬式かわからない夢
夢占いでは、知らない人の葬式は、自分でも気づいていなかった一面が区切りを迎える夢。思いがけないところから運が開く吉夢とされ、金運の夢として読まれることも多い(下の「葬式の夢と宝くじ」)。誰の葬式か分からないまま参列していたなら、何が変わるのかはまだ見えていなくても、変わる流れにはもう乗っている。→ 知らない人
生きている人の葬式の夢
家族や友達、恋人など、元気にしている人の葬式の夢。夢占いでは、その人の身に何かが起きる知らせではなく、その人との関係が新しい段階に入る夢として読まれる。距離が変わる、役割が変わる、相手が大きな節目を迎える。誰の葬式だったかは、下の「誰の葬式か」。
亡くなった人の葬式をもう一度する夢
すでに見送った人の葬式を、夢でもう一度出す夢。現実の葬式で、ちゃんと別れを言えなかった気持ちが残っているときに見やすい。夢の中で静かに見送れたなら、自分の中で別れの形が整ってきている。故人が夢に出てくるときの読みは 亡くなった人 にまとめている。
葬式で泣く夢
葬式で大泣きする夢は吉夢とされる。涙は、溜まっていたものを流す印。目が覚めて胸が軽かったなら、心の大掃除がすんだ知らせ。泣けずにいた夢なら、まだ流しきれていない気持ちがある。
棺の中の人が生き返る夢
終わったと思っていたことが、もう一度動き出す夢。あきらめていた計画や、途切れていた縁に、再び出番が来る。生き返った人が笑っていたなら、その再開は喜んでいいもの。
参列する・喪服を着る夢
参列者として手を合わせる夢は、周りの誰かの区切りに立ち会う夢。職場や友人の中で、門出や変化を見送る側に回る時期。喪服を着ていた夢は、気持ちを改めて、何かに礼を尽くして向き合う時期。→ 黒
火葬場・霊柩車の夢
火葬の夢は、区切りがいちばん深いところまで進んだ印。未練をすっかり手放して、形を変える時期。霊柩車を見る夢は、終わりと始まりが目の前を通っていく夢で、流れの切り替わりを表す。自分が霊柩車に乗っていたなら、自分自身が次の場所へ運ばれていく途中。→ 車
芸能人・有名人の葬式の夢
あこがれの形が変わる夢。好きだった人への見方が変わる、目標や好みが入れ替わる時期。→ 芸能人
ペットの葬式の夢
犬や猫の葬式の夢は、その子と過ごした時間の中で育った自分を、次へ連れていく夢。すでに見送ったペットなら、あの子への感謝が、夢の中で式の形をとっている。→ 猫、犬
葬式の夢と宝くじ
「葬式の夢 宝くじ」と検索する人は多い。夢占いでは、葬式の夢、とくに知らない人の葬式と自分の葬式は、思いがけない臨時収入の知らせとされる。古いものを送り出して空いた場所に、新しい運が入ってくる、という読み。買うなら、夢の余韻が残っているうちに。→ 宝くじ、お金
誰の葬式か
- 親:父や母の力を借りていた時期が終わり、自分が中心に立つ知らせ。→ 父親、母親
- 祖母・祖父:家に流れているものを受け継ぐ夢。家族に節目があるときに見やすい。→ 祖母、祖父
- 恋人・旦那:二人の関係が次の段階へ移る夢。今の形のままでは足りなくなってきた気持ちの表れでもある。→ 好きな人、旦那
- 元彼:その人への気持ちを、自分の中で送り出す夢。→ 元彼
- 友達・昔の友達:その友達と一緒にいた頃の自分に、区切りがつく。→ 昔の友達
- 子ども:子どもが次の段階へ育っていく夢。つないでいた手を少しゆるめて、見守る側に回る時期
現実で葬式に出たとき
- 雨の葬式:葬式の日に降る雨を「涙雨」と呼ぶ。故人を惜しんで空も泣いている、と受け取られてきた。→ 雨
- 葬式のあと、ひどく疲れる・熱が出る:スピリチュアルでは、会場に集まった悲しみの気を受け取ったと読まれる。帰ったら体を温めて、早めに休む
日本の言い伝え
- 友引:六曜のひとつ。「友を引く」と読めることから、友引の日の葬式は避けられてきた。もとは「共引」と書き、勝ち負けのつかない日を指したとされる。六曜は暦の考えで、仏教とは別のもの。いまも友引を休みにしている火葬場が多い
- 清め塩:葬式から帰ったとき、家に入る前に塩で身を清める。死を穢れとして祓う神道の考えから来ていて、黄泉の国から戻ったイザナギが海の水で禊をした話が元とされる。浄土真宗では使わない
- 霊柩車を見たら親指を隠す:隠さないと親の死に目に会えない、と言われる。江戸時代、野辺送りの列に出会ったときに親指を隠したのが始まりとされる
- 妊婦と鏡:妊婦が葬式に出るときは、鏡を外向きにしてお腹に入れる。鏡が悪いものを跳ね返して、おなかの子を守るとされてきた。この風習の無い地域もある。→ 鏡、妊娠
タロットでは
- 死神:大アルカナの13番。黒い旗を掲げた騎士が白い馬でゆっくり進み、その前に王が倒れ、少女と子どもがひざまずき、司祭が手を合わせて待っている。旗には命を表す白い薔薇、地平の二つの塔の間には太陽がのぼる。終わりの札であり、生まれ直しの札。葬式の夢を見た日にこの札が出たなら、夢と札が同じ区切りを告げている
- カップの5:黒いマントの人が、倒れた三つの杯を見てうなだれている。背後には、倒れずに残った杯が二つ。遠くには、小さな館へ渡る橋。失ったものの札だが、何かが残っていることを示す札でもある。葬式の夢を見た日にこの札が出たなら、送り出したものの後ろに、受け継いでいくものが立っている

関連する項目
亡くなった人・墓・父親・母親・祖母・祖父・知らない人・宝くじ・雨・鏡・黒・白・幽霊
今日の一枚
大アルカナから一枚。
