トイレ

トイレの夢は、いらなくなったものを出して、身軽になりたい気持ちを映す夢とされる。溜めこんだ疲れ、言えずにいる言葉、もう合わなくなった習慣。トイレはそれを流して手放す場所で、すっきり用を足せた夢は、運気が入れ替わる吉夢として読まれる。うんちの夢が金運の夢として検索されるのも、出したあとに新しいものが入ってくる、という読みから。読み分けの鍵は、出せたかどうか、トイレがどんな様子だったか、一人になれたか。
トイレが夢に出てくる意味
夢占いでは、トイレは浄化と、手放すことを表す。人に合わせて気持ちを飲みこんでいる、忙しくて自分の時間が無い。出したいものが心に溜まっているときに見やすい。家の中の場所としての読みは 家。
読み分けの鍵は三つ。
- 出せたか:すっきり用を足せたか、見つからない・使えないまま目が覚めたか
- トイレの様子:きれいか、汚れているか、水が溢れているか
- 一人になれたか:ドアや仕切りがあったか、人に見られていたか
状況ごとの読み
トイレに行く・用を足してすっきりする夢
いちばん良いトイレの夢。抱えていた問題が片づき、運が入れ替わる知らせ。出しきった感覚が目覚めても残っていたなら、心の中にもう空きができている。
トイレを探す・見つからない夢
行きたいのに見つからない、やっと見つけても使えない。トイレの夢のなかで、とくに多い形。気持ちを吐き出せる場所が、今の暮らしに無い夢で、人間関係で我慢を重ねているときに見る。探し回った末に見つけられたなら、話せる相手や、一人になれる時間がもうすぐ見つかる。建物の中を迷い歩く感覚が強かったなら → 迷う
我慢する・行列に並ぶ夢
順番を待って我慢している夢は、言いたいことを後回しにしている夢。自分の番が来て入れたなら、そろそろ口に出していい頃合い。
ドアが無い・仕切りが無い・覗かれる夢
ドアの無いトイレ、仕切りの無い並んだ便器、誰かに覗かれる夢。一人になれる時間が足りず、心が休まっていない知らせ。見られて恥ずかしかったなら、隠しておきたいことが知られる不安。鍵がかからない夢も同じ読みで、自分を守る境目が薄くなっている。→ 鍵
汚いトイレの夢
汚いトイレの夢は、読みが二つに分かれる。便器にうんちが残っている、汚れていたけれど用は足せた、という夢は、金運の吉夢。一方で、トイレ全体が荒れていて入る気になれなかったなら、暮らしや人付き合いの整理どきの知らせ。汚いトイレがいくつも並んでいた夢も、片づけたいものが一つではない。
きれいなトイレ・広いトイレの夢
磨かれたトイレ、ホテルのような広いトイレの夢は、運気が澄んでいる知らせで、金運にも良いとされる。心に余裕があって、新しいものを受け入れられる時期。
トイレを掃除する夢
自分の手でトイレを磨く夢は、自分から悪いものを手放しに行く夢で、金運が上がる夢として読まれる。汚れを落としきれたなら、長く引きずっていた件にけりがつく。
水が溢れる・詰まる・流れない夢
詰まる、流れない夢は、出したいのに出せない夢。疲れが溜まって、心と体の流れが滞っている。水が溢れて床を濡らす夢は、抑えてきた感情が限界に来ている知らせで、ひと休みを求めている。溢れたあとに水が引いて床がきれいになったなら、流れはもう戻りはじめている。→ 水、黒い水なら 黒
漏らす夢
大人になってから見る漏らす夢は、恥ずかしさが残る。けれど夢占いでは、思いがけない幸運の夢とされる。抑えていたものが、自分の意思より先にあふれ出た夢でもあり、我慢が少し長すぎたという知らせにもなる。
うんち・大便の夢
うんちは「運」に通じ、夢の中のうんちは金運の吉夢の代表。量が多いほど、手に触れたり体についたりするほど、運が強くつくと読まれる。すっきり出たなら入ってくる運、流れていったなら手放して空いた場所に入る運。宝くじを買いたくなる夢のほかの形は → 宝くじ、お金
トイレがたくさんある・公衆トイレの夢
個室がずらりと並んで、好きなところを選べた夢は、気持ちを出せる場所や相手が、思っているより多い知らせ。駅や学校の公衆トイレの夢は、大勢の中で気をつかっている時期に見る。そこで落ち着いて用を足せたなら、人の中にいても自分の調子を保てている。
トイレに落ちる夢
便器や汲み取り式のトイレに落ちる夢は、いやな夢だが、思いがけない幸運に丸ごと包まれる夢として読まれる。落ちる怖さが強かったなら → 落ちる
トイレに幽霊が出る夢
→ 幽霊
トイレの夢をよく見る
トイレの夢が続くのは、出したいものを溜めている時期だから。探したのか、使えたのか、誰かに見られたのかを書き留めておくと、何を出せずにいるのかが見えてくる。
日本の言い伝え
- 厠神:日本の家では、トイレにも神がいるとされてきた。厠神はお産と深く結びつき、飛騨では厠神の手伝いが無いとお産が軽くならないと言い、壱岐では産神は厠神と箒神だと言う。妊婦がトイレをきれいにすると美しい子が生まれる、とも言われた。厠神は目が見えないとも言われ、入るときには咳払いをして知らせ、トイレで唾を吐くと目や歯にたたると戒められた。→ 神様、出産
- 雪隠参り:生まれて三日目の赤ちゃんを産婆が抱いて、厠神にお参りさせる習わし。関東・中部など東日本を中心に行われてきた。→ 赤ちゃん
- 烏枢沙摩明王:炎で不浄を焼き清める明王。禅宗などの寺では、東司と呼ぶトイレにこの明王を祀ってきた
- トイレの神様:植村花菜が2010年に歌った「トイレの神様」は、トイレをきれいにすると美人になると祖母に教わった思い出の歌。祖母の故郷、鹿児島県の沖永良部島の言い伝えだという。十分近いこの歌は、その年の紅白歌合戦でも歌われた
- お金になった下肥:江戸の長屋では、共同のトイレにたまったものを大家が近くの農家に売り、それが大家の安定した収入になった。下肥は、本当にお金になるものだった
タロットでは
- 星:大きな星の下で、裸の女性が二つの水差しから命の水を注ぎ、海と陸を潤す。ウェイトは、この札の標語を「命の水を惜しみなく」とする言葉を、まさにそのとおりだと引いている。トイレの水が溢れる夢を見た日にこの札が出たなら、あふれた水は、乾いたところを潤しに行く水
- 節制:天使が片足を陸に、片足を水に置き、杯から杯へ命の水を移しかえる。流れない、詰まるトイレの夢のあとにこの札が出たなら、滞っていたものが、ひとつの杯からもうひとつの杯へ、ゆっくり移りはじめている。夢の中で最後にレバーを引いて水が流れていった音を覚えているなら、それがこの札の水の音

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